ヒメマス釣りのまとめ2019

 シーズンを通して釣行したまとめを記載したいと思います。

1 釣果

 左の表は今年の釣果と平均匹数の推移を示したものです。

 23回の釣行で、トータル495匹・平均21匹で、一番釣れたのが最終日の9月29日で46匹、一桁に終わったのが5月8日の7匹と5月18日の9匹でした。

 前半戦は、まだPS31とPS22の同時利用していないか使用方法を試行錯誤していた時期で、どうしても釣果は落ち気味でした。

 これに対して、7月以降の後半戦は魚が中層に安定し、PS31とPS22の同時利用方法についても慣れ、ほぼ20匹以上上げられるようになりました。

 やはり、一番のポイントは前方探査と下方探査の2つのソナーの同時利用だと思っています。

2 ヒメマスの泳ぐ層

 シーズン最初から最後までのヒメマスの泳ぐ層をまとめてみました。

 ヒメマスの最適水温は13度位なので、これは湖の水温の状況をそのまま表しているものと思われます。表は水産試験場のデータです。

 5月半ば位までの春先は、表面水温が上がらす、中層を主に泳いでいるようです。

 これに対して5月後半から6月いっぱいまでは、表層に近い場所の水温もいい感じに上がるようで、10mよりも浅い層を泳ぐようになります。

 7月に入ると再度中層を泳ぐ群れも増えてきて、8月後半以降になると逆に表面水温が上がり過ぎるようで、中層より下の層に落ち着く感じになります。

 湖上で釣っていて、一番厄介なのは、5月後半から6月中の10mよりも浅い層に魚が集中する時期です。

 カヤックで近づいても、浅い場所にいる群れは警戒心が強く、どうしても魚が散りがちになります。

 この時期は、ルアーなどで表層を狙うか、思い切ってヒメマス釣りはやらずに別な釣りに専念するのも手だと思います。

3 群れの泳ぐ場所

 昨シーズンの探査の結果から、左図のようにヒメマスは湖の沖を不規則に泳いでいることがわかっています。

 今シーズンは取水塔周り付近を中心に東側の藤ヶ崎沖と西側の赤岩沖を攻めてみました。

 どちらかと言うと、西側からその先の湖南西部にかけての付近でよく群れが多く見つかった気がします。

 また、終盤戦になると成熟した魚は神社下より東側の流れ込み付近に集まってくるようで、沖を泳ぐ魚を釣っている分には、卵がイクラ状態の黒く成熟した個体は見当たりませんでした。

 来シーズンも取水塔周辺の沖目を中心に攻めようかと思います。

4 群れの形

 1年を通じて、ヒメマスの群れの形もいろいろ変化していくことがわかりました。

 シーズン最初の4月頃は、中型魚も小魚に混じって大魚群を作っています。縦方向にも広がっているのが特徴です。

 これに対して、5月頃からは、中型の魚は大魚群を離れ、1匹1匹が間隔を空けた4~5匹の群れで浅い層を泳ぎ、小魚は相変わらす大魚群で中層を泳ぐようになります。

 魚探画面で見ると、小魚の魚群は1匹1匹が分離しない形で表示されるのですぐにわかります。

 これが、8月も後半に入って来ると中~大型の魚群も比較的大きな魚群を作るようになります。

 魚群にサビキを落とす私の釣り方では、中~大型のヒメマス魚群が大きい、春先の時期と秋口が一番釣りやすい感じがします。

5 エサの問題

 5月に、紅サシ、染色トウモロコシ(写真)、赤虫、アジング用ワームといろいろ試してみました。

 赤虫は期待のエサで、専用の仕掛けまで作って釣りに臨みましたが、ヒメマスに素通りされてしまいました。

 結果、1シーズンを通じて一番安定していいのは、ハヤブサのウィリー5号(ハリス0.8号)でした。

 こんな小さな毛糸の塊のような仕掛けに喰らい付いてくるのはとても不思議ですが、ヒメマス君はやはりこれが一番のお気に入りのようです。

 初期を除いて、コマセエサは全く使っていませんが、これだけでも十分喰いついてきました。

 また、ヒメマス集魚剤については、爆釣とは行かないまでも、付けないよりは付けた方が釣果が上がると感じています。来シーズンも継続して使う予定です。

6 魚の喰い気について

 何回かの釣行では、ある時間を境に、パッタリ喰い気がなくなったり、突然喰い気が出てきたりしました。

 真夏の暑い盛りでは、日中気温が上がって来ると喰い気はパッタリ落ちる感じでした。一度喰い気が落ちると、魚の鼻先にサビキを持って行っても全く喰いついてくれなくなります。

 逆に最終釣行では、朝方やや寒く途中で雨が降ったりしていたものの、雨が上がり気温が上がって来ると突然魚の喰い気が出てきたこともありました。

 このように1日で、魚の喰い気が変化する日もあるかと思うと、1日を通してほぼ同じ割合で喰ってくる日も多くかったです。

 前にお話したように、全体で平均してみると「ガン無視」2割、「喝破」4割、「甘噛」1割、「ヒット」3割の感じでした。

 サビキの落とし方では、前方を泳ぐ魚に近づけるよりも、向かってくる魚が真下に来る直前に来るように落とす方がヒット率が高いと思います。

 PS22の下方探査では、高速で落ちる仕掛けまでは捉えきれないので、だいたいの落下秒数を体で覚えて仕掛けを落としていました。

 うまく行くこともありますが、最初の1投でうまくいかないと、なかなか喰ってくれない感じになります。

7 道具について

(1)竿とリール

 昨シーズンから左右別な竿を使っていましたが、7月末から左右とも同じシマノのカレイ専用竿(バイオインパクトXカレイ82-180)を使いました。

 先調子の竿ですが、非常に軽量でとても釣り味はいいです。ただ、ガイド付きの竿なので、道糸がガイドに絡まることも時々あります。しかし、軽量の持ち味からこの竿を使い続けようと思います。

 リールも竿に合わせて、シマノ最軽量のベイトリール(アルデバラン50)にしました。竿と合わせて軽量な釣り味を楽しめます。

(2)オモリ

 オモリについては、重さは昨シーズン同様30号を使っています。

 最初はナス型オモリを使っていましたが、沈下スピードを少しでも早めるために高価なフジワラのタングステンスカリーを使ってみました。しかし、さすがに高価なオモリをロストすると心理的なダメージがとても大きいです。

 そこでいろいろ調べた結果、価格と性能のバランスからダイワのドラゴンシンカー(鉛)に落ち着きました。

 ヒメマス釣りでは、20号位を使っている方が多いと思いますが、ヒメマスはほぼ喰い上げのアタリで、軽いオモリだと仕掛けが絡まる確率が高くなります。

 40号だと操作が重くなるので、私は30号がヒメマスのサビキ釣りには適正なオモリだと感じています。

(3)使っている船

 私のカヤック、フジタカヌーアルピナ2-430EXは、組み立てと分解に手間がかかるのが難点ですが、浮力も良く安定性・回頭性もあり、積載量も多く、このヒメマス釣りには最適なカヤックだと感じています。

 特にこの釣法で求められる性能は、回頭性に尽きます。

 ヒメマスは、不規則に向きを変えて高速で泳ぐ魚なので、魚を取り込み終わってから再度船を360度回転させて魚群を探すことがままあります。

 このカヤックは、パドル操作で容易に360度回転できるので、とても重宝しています。

 ただ、使い過ぎて、フレームがひしゃげ気味になったり、船体布のビニールが硬い感じになったりで、そろそろオーバーホールを考えてもいい時期かも知れません。

(4)魚群探知機

 5月半ばから、ガーミンのEchomap plus95svとPS31、Echomap plus73cvとPS22を組み合わせて使っています。

 それまでは、95svとPS31だけだったのが、PS22の下方探査を加え格段に釣りがしやすくなりました。

 PS31だけの時は、魚までの深さはPEラインの目印だけでしたが、PS22を加えてからは、魚の目の前に直接サビキ仕掛けを落とすことができるようになりました。

 一度湖の中の魚の動きが手に取るようにわかるようになると、もう後戻りはできなくなります。

 また、最後にバイザーを付けたところ、視認性が上がりました。最後に問題となった上部の73cvの設置角度を改良するために、その部分の設置台の高さを少し上げたい思います。

 船釣りで釣果にお悩みの方がいれば、PS22の下方探査の利用だけでもおすすめしたいと思っています。

 通常魚探のように、群れを探して走り、下方の群れが見つかったらそこに仕掛けを正確に落とすだけでも、かなり釣果がUPすると思います。

 深さにもよりますが5~10m先の群れを見つけることが出来、真下に魚が来るタイミングで正確に仕掛けを落とすことができると思います。

8 持ち帰ったヒメマスの調理

 平均20匹のヒメマスが釣れたので、いろいろな料理を作ってみました。

 独断で美味しいと感じた順に記載したいと思います。

1 ヒメマス寿司(手間はかかりますが絶品です。文句なしにんまい!)
2 ヒメマスフレイク(ゴマを入れて、ヒメマスの振りかけご飯に!サケでも同様の製品が市版されています)
3 塩焼き(炭火よりもガス火で脂を残した方が美味しいです。ヒメマスそのものの豊かな味を楽しめます)
4 バター炒め(北米では一番ポピュラーな食べ方です。サケ類はバターに合うと思います)
5 ヒメマスのアヒージョ(オリーブオイルにもとても良く合う魚です)
6 燻製(温燻で美味しくできます。塩加減には工夫が必要)
7 ヒメマスの水煮(保存が効き、いろいろな料理に応用できます)
8 ヒメマスご飯(三つ葉をちらすと美味しです。卵とハラコ飯風のものも作ってみたいです)
9 ヒメマスのコンフィ(洋風な味になります)
10 ヒメマスのパエリア(他の海鮮素材とケンカするかも!?)

9 来シーズンに向けて

 来シーズンは、魚探の視認性を更に高め、オモリの落下タイミングなど、PS31とPS22を連動させた釣りのスキルを更に上げ、1釣行あたりの匹数が上がるようにしたいと思います。

 また、今年達成できなかった制限匹数50にも、条件が良い時に是非チャレンジしてみたいです。

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