先日行ってきた阿武隈山系にある福島県塙町の湯岐温泉を御紹介します。福島県中通り地方では奥羽山脈沿いの東側に多くの温泉が集中します。
花崗岩で出来た古い山系のあぶくま山地にも少しですが、この温泉のように、天然の温泉が湧き出ている湯治場があります。
1 場所
塙町の中心部を南北に走る118号線から南東方向に約11km(車で20分)入った小さな渓谷沿いに、和泉屋旅館、山形屋旅館、井桁屋の3件の温泉旅館と共同浴場があります。
2 建物と部屋
和泉屋旅館は一番入口にある宿で、山の中ほどに、宿泊棟が連なる形であります。
駐車場は、道路を挟んだ反対側にあり、一部屋根付きのところもあります。
部屋は、温泉がある旧館と入口の新館にあり、今回は新館の2階に宿泊しました。
こちらの旅館の特徴は、到着時に部屋に布団が既に敷いてあることです。ふかふかの布団はとても寝心地がいいものです。
テレビやエアコンもあるので、快適に過ごすことができます。
3 温泉
混浴風呂の「鹿の湯」と男女別風呂の「八幡の湯」の2つがあります。
何れも泉質は、アルカリ性単純泉で、お湯の温度は37度前後と丁度体温と同じ位の温度です。
鹿の湯は、脱衣所が男女別になっており、中には大きめの湯船と小さめの上がり用の湯船の二つがあります。上がり用が小さい分少しだけ暖かです。
八幡の湯は、大きな浴槽の真ん中を仕切って、男女別としており、男湯にはシャンプーがある洗い場もありました。
こちらの温泉は、温めの体に優しい温泉で、ゆっくりと長湯を楽しむことができます。
4 食事
夕食は、地元の食材をふんだんに使った品数が多いもので、美味しくいただけました。
塙町はこんにゃくが特産品ですので、こんにゃくの料理も出てきました。
朝食も品数が多く、シンプルなもので、美味しくいただけました。
5 周辺の環境とまとめ
湯岐温泉は3軒の旅館からなる小さな温泉場ですが、更に道路を約2km程南東方向に進むと公営の温泉施設「湯游ランドはなわ」があります。
こちらは、宿泊も出来、露天風呂やサウナ、食堂も完備された大きな施設となっています。
入口の塙町方面には、「道の駅はなわ」があり、こちらにも特産のこんにゃくの様々な食材を購入することができます。
前に行った八幡平周辺の温泉とは対照的な、とても体に優しい温めの温泉で、長く湯治するには最適な温泉だと思います。
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