テント用のウッドデッキを自作する4-基礎の設置-

 先日組んだ遣り方を元に、ウッドデッキの基礎を設置しました。

 ウッドデッキを設置する場所は、南東から北西方向に傾斜しており、南東隅を基準とすると、一番低い北西隅は86cmも低くなっています。

 ベースの木組みでは、北西側に一番力がかかりそうなので、そこには大きめの束石を設置することにしました。

 以下で、手順等をご紹介します。

1 基礎の材料

 今回、基礎材として、コンクリート板2種類と羽子板付束石4種類を準備しました。

 コンクリート板は、東側に30×30cm、厚さ6cmのものを10枚、中央部に60×30cm、厚さ6cmのものを10枚使います。

 ただ、設置してから東側の3つの束柱の高さが足りなかったので、東側は7枚で良かったようです。

 羽子板付束石は、高さが24cm、17cm、12cmのものと、四角いピンコロタイプのものの合計4種類を使いました。

2 基礎の設置

 まずは基礎を設置する面が軟弱だと、基礎が沈み込んでしまうので、土突きやカケヤを使って、設置部を良く突き固めます。

 土突きは義父が土木関係の仕事をしていた頃のものが丁度あって、それを使いました。基礎作りに大活躍です。

 また、設置場所が斜面なので、そのまま束石を置いても斜めになって真っすぐに束柱が立ちません。

 そこで、細かい砕石をコンクリート板や束石の下に敷いて、水平器を用いて水平を取ります。

 また、遣り方の水糸の交点は、丁度束柱の隅になるようにしていますので、その直下に束柱の隅が来るように調整します。

 鉛直を出すときには、トータルステーション付属の下げ振りを使います。更に大きな下げ振りだと風に影響も最小限となりますが、この下げ振りでも十分でした。

 設置時に、束石の羽子板の角度も一緒に調整しました。これが斜めっていると、せっかく水平を取っても束柱が斜めになってしまいます。

3 ほぞ穴埋め

 今回購入した束石は、中央に柱のほそ穴が開いているタイプでした。

 束柱にほぞ穴を開ける技術もなく、そのまま立てる予定なので、このままだとほぞ穴が水が溜まって柱が腐る危険性があります。

 そこで、ほぞ穴はコーキング材に埋めてしまうことにしました。

4 遣り方の調整

 遣り方をちゃんと組んだはずなのですが、いざ水糸を張ってみると、交点にずれが出ているところがありました。

 う~ん、おかしい。改めてレベルで貫き板の釘の場所の高さを測ってみると、最大15mmのズレが出ているところがありました。まだまだ、大工修行が必要です。

 そこで、高い場所の杭を少し打ち込み、再度水糸が完全に水平に合うように調整しました。

5 今後の補強

 上部の束柱と根太板を組んだ段階で、基礎の位置を少し調整する必要が出てくると思いますので、基礎の完全補強は上部の根太板を組んでからにします。

 補強には、インスタントモルタルを使い、これを砕石に塗り込んで、砕石と束石を固定し、砕石が雨水で流されないようにします。 

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