テント用のウッドデッキを自作する11-階段作り-

 周囲のフェンスも出来上がり、いよいよ階段を取り付けるだけとなりました。

 このウッドデッキは、高低差が大きい地面に作ったので、どうしても床面まで取り付く階段が必要になってきます。

 以下今回の手順をご紹介します。

1 設計

 階段を取り付ける場所は、テント入口正面の約1間のスペースとしました。

 ここの地面は、東から西に向かって傾斜しており、地面から床面までの高さは、東で48cm、西で60cm程あります。

 階段の高さとふみ面の標準は、それぞれ20cmと26cmとのことですので、1段の高さを20cm、ふみ面を25cm(床板2枚分+隙間1cm)とします。段数は2段となります。

 階段の支えは、9cm角材の支柱を立て、それに2×4材(厚さ38mm)の端材24cmを取り付けたものにしました。

2 下穴掘り

 階段部分には、草が生えると手に負えないし、見栄えが良くないので、防草シートと砂利を敷いて完全に草が生えないようにします。

 そこで、大体の大きさを目安に5cm程掘り下げて、出来るだけ底面を平らにします。

3 束石の設置

 先ず、階段を設置する両端の柱から水糸を垂直に張り、支柱を立てる位置を正確に割り出します。

 支柱は、ウッドデッキ本体と同じように束石に固定することにしました。

 束石下の地面を平滑にしながら、水準器で水平を確認し、合計6個の束石を設置します。

 南東隅は、地面と予定階段の高さが近く、束石は穴状に掘ったところに設置しました。

4 支柱立てと固定

 束石が立ったら、支柱を乗せてそれをウッドデッキ本体の柱に固定します。

 これをしないと階段がグラグラ不安定になるので必須の作業です。

 本来なら、各方向完璧に固定したいところですが、デッキ本体支柱の金具や階段支柱の長さの問題があって、できるところのみ固定しました。

5 階段板の設置

 床板に使った幅12cm、厚さ3cmの杉板を支柱に固定します。

 階段板の隅を正確に位置取りして、60mm(両端支持台上)と120mm(中央支柱上)のコースレッドを使って固定します。

 中央にも支柱を立てているので、3cm厚の杉材でもたわむことはありません。

6 防草シート張りと砂利入れ

 階段のために掘った穴の部分に、先ず防草シートを敷き詰め固定していきます。

 次に入口付近に四角いブロックを設置し、砂利を敷き詰めて完成です。

 ブロックは余っていた平滑なものを利用しましたが、これから霜の季節なので、取り換える必要があるかもしれません。

7 まとめ

 これで、ようやくウッドデッキが完成しました。

 土日などの休みを利用しての製作で約7か月もかかってしまいましたが、十分満足のいく出来だと思っています。

 今後はこのデッキを作った目的であるティピー型テント「テンティピサファイア9」の設置固定となります。

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