ウッドデッキ上のテント内では、これから数か月にわたって薪ストーブで暖を取ることになります。
ただ、キャンプ用の薪ストーブだとどうしても煙突から火の粉が出ててきます。
それを防ぐためにスパークアレスターが付属しているのですが、近くに可燃物がある物置があり、それだけだと不安が残ります。
そこで、本体の外側に付くスパークアレスターを製作し、それを二重にしてみました。
1 材料
・亜鉛鋼板125mmキャップ2枚(上下の接続筒)
・ステンレスパンチング板300×400mm(火の粉防止の金網部分)
・M5ボルトセット3個(本体の固定用)
・ステンレスバンド500mm10本セット(金網留め)
・耐熱金属テープ
この内、キャップに使う亜鉛鋼板はモノタロウに丁度のものがありました。ステンレスパンチング板幅400mmとバッチリ合います。
2 作り方
(1)キャップの穴あけ
利用しているウッドストーブの煙突径は、63mmですので、キャップにその大きさの穴を開ける必要があります。
先ず円に沿ってドリルで穴を開けて、貫通しやすくします。
次にドリルに付けた金属ヤスリで間を削って、完全に穴を開け、バリを取って63mmに合わせていきます。
(2)パンチング板留め
当初誤って、上部キャップに固定ボルトを付けてしまいましたが、それでは本体煙突接続部よりも長くなってしまいます。
改めて、パンチング板を4cm程カットして長さを調整しました。
これを先ず穴を開けた下部キャップにステンレスバンド2本で固定し、更に中間部分も固定します。
(3)固定用ボルト留め
本体煙突が内部でぐらつかないように、パンチング上部にM5のボルトを付け、その先に平らな部品を付けます。
固定出来たら、上部キャップにもパンチング板をステンレスバント2本でしっかり留め、キャップと板を耐熱テープで固定します。
(4)本体スパークアレスターとの接続
下部の穴から本体のスパークアレスターを奥まで入れて、接続部を耐熱テープで固定します。
径の違う円柱どうしの接続ですので、テープを切ってうまくカーブに合わせて取り付けてみました。
3 まとめ
これで、取り合えず火の粉が飛ぶ確率はだいぶ減ったと思います。
1、2泊程度のキャンプでは問題ないですが、長期設置となると、雨や雪の吹込みに対する対策が必要になってきます。
煙突から吹き込む雨対策を色々考えてみたのですが、やはりストーブ本体に流し込み、そこからバケツ等に誘導するのが一番現実的と考えるようになりました。
煙突本体接続部に穴を開けて、外側から入り込んだ水はそこに誘導しようと思います。
また、外側のパンチングの穴が雪でふさがってしまう未来が見えますが、テントの煙突穴よりも小さい笠状に加工したステンレス板を上部に設置することで対策ができると思います。これについては後日考えてみたいと思います。
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